実施園様の声をご紹介しています。

知育に大変有意義

教育とはいわゆる 知・徳・体 即ち、知育・徳育・体育の三つの要素のバランスのとれた人間形成にあることは、ご案内のとおりであります。とりわけ幼児期は、人間形成の最も大切な時期であります。上記の三つの要素の中での知育のうえで、知能教材「めんたるぷれい」を取入れていくことは大変有意義なことと思っています。このことは、保護者からも評価されているところです。これからも、このことを主眼に置きながら 幼児教育に努めて参りたいと考えております。

愛知県 光明幼稚園・光明第二幼稚園
園長 池田信之先生

『よく聞く』『よく見る』『よく考えること』をねらいとした最良の教材

長い年月にはいろいろな面で変わってきています。しかし子どもの養育には変わりは無いと思います。「三つ児の魂百まで・子は親の背を見て育つ」など、「ことわざや格言」の意味は今も昔も変わっていないと思います。変わったのは、豊かな経済大国に生まれた若い親の、養育のありかただと思います。


近年、小学校から学級崩壊などの声が聞かれます。少々の時間も我慢できない生徒、人の話を聞けない生徒が多くなっているのに困惑している様です。世代が違うと言えば、それまでですが、今の若い世代の親の背は、子どもにはあまりお手本にならない「ことわざ」になってしまったようです。授業を受ける時の常識ある態度は、指導者の指導力は勿論ですが、教材によるところも大であると思っています。「教育は種を蒔いて芽がでるまでに三年、花が咲き、実を取るまでには十年」かかるとも言われます。


人間として最低のマナーや道徳が欲しいものです。人間形成上からもゆるがせにできない大切な時期である幼稚園時代、「めんたるぷれい」は『よく聞く』『よく見る』『よく考えること』をねらいとした最良の教材だと思います。金木幼稚園には「めんたるぷれい」が定着し、それが功を奏して地域からの評判を得ているのではないかと思っています。

青森県 金木幼稚園
園長 片岡八千雄先生

基本的な生活習慣も身につく教材

「めんたるぷれい」は、30年ほど前より、本園の教育目標のひとつである「たくましい心」を育てる一助として、「知能教育の実践」を教育の特徴のひとつとして、取り組んでいます。
「今日は、めんたるぷれいだよ!」と担任が言いますと、「ヤッター!」「わーい」という声が子ども達から返ってくる、そんな場面が日常的に見られます。それぞれが、楽しみにしている気持ちが伝わってくると同時に、指導者はその期待を裏切らない責任を負っているのだと感じます。

「めんたるぷれい」を行う際には、担任一人ひとりが、指導日案を作成し、教材を自分自身のものとすると共に、クラスや個々の子どもにあった指導をするよう心がけています。私は、子ども達が集中して、一心不乱に「めんたるぷれい」に取り組んでいる姿を見るのが大好きです。「テキパキとカードを置く子」「う~んと難しい顔をして教材とにらめっこしている子」「カードや台紙を色々な向きにしたり、重ねたりする子」など、様々な表情や動作をみることができます。この「様々な個々の表情と動作」こそが、「めんたるぷれい」の目指す目標のひとつではないでしょうか。

人には、一人ひとりの個人差があり、まずそれを認め、個人差に応じた指導と、「自分でできた」「ひとりでがんばった」ことを評価するよう指導しています。
すぐに、教材の効果が現れるものではありませんが、

  1. 指導者の話を集中して聞けるようになった
  2. 何事においても諦めず、やり遂げようとする姿が見られるようになった
  3. 創造力や工夫する力がつくようになった

日常の保育、あるいは集団生活を営むうえで、基本的な生活習慣も身につく教材だと感じています。
最近は、全国的に国立・私立小学校受験ブームがきています。蛇足であり、親馬鹿な話ですが私の愚息も国立の小学校に在籍しております。受験する際には、年少・年中・年長の「めんたるぷれい」が大変役に立ったことを感謝しています。

愛知県 学校法人明法学園
学園長 尾中 法先生

集中して取り組む姿には驚きました

当幼稚園で「めんたるぷれい」教材を取り入れて15年になります。担任も教師も経験を重ね今では、自信をもって指導しています。そんな中、平成19年5月、青森県教育委員会主催による幼稚園等新規採用教員研修「保育参観」の依頼を受けました。そこで、年長№2-3『きりがみ』を参観していただきました。

参観してくださった先生方も「めんたるぷれい」とはどんなものなのかわからないこともあったとおもいますが大変ビックリされた様子でした。

午後からの協議会では、教育事務所の教育課長様より講評があり、授業中の子ども達の姿を見て、小学校でも授業中にジッとしていられない子どもが多いのに、幼稚園の子ども達が集中して取り組む姿には驚きましたとお褒めの言葉をいただきました。

また、新しい試みとして、月3回の「めんたるぷれい」を担任が指導していましたが、平成19年度より、幼児知能教育研究室研究員に登録している先生が月1回、各クラスの指導をしています。子ども達の経過状況は、

  1. 違う先生の指導により、いつもの活動とはちょっと違うなと感じ「めんたるぷれい」を意識している。
  2. 指導者が変わることで、緊張感が生まれ、お話を聞く態度もとても良い。
  3. 授業中も集中し、自分で考え、頑張ろうとする姿が見られる。

青森県幼稚園 主任

考える過程を大切にする指導が必要

担任から、主任という立場になり、自分で指導していると必死になりすぎて、見えにくかったことが、見えてくるようになりました。すこし離れて他の先生の指導をみると、学ぶことや「めんたるぷれい」以外の保育でも大事にしたいと感じることがあります。

たとえば、”カードを選んで置く”動作でも、すぐに「ぴったりするものを見つけられたね」と教師が言うだけで終わってしまう場合と「どうして、このカードを選んだのかな?」と子どもに聞いてみた場合には、子どもの様子に違いがありました。

理由を尋ねた教師の子たちは、「あのね、○○でね、△△だからこのカードにしたよ」と自分の思いや考えを十分に話し、教師の「あーなるほど、そういう考えもあるね。よく考えたね」という言葉に満足気ににっこり。保育の後は、じっくり取り組めたことに大満足の様子でした。個々に応じた方法をとることで、言葉で伝えることが育ち、合っている間違っているだけで評価するのではなく、考える過程を大切にする指導が必要だと感じました。

また、教材により、各自の得意な面、ちょっと苦手で消極的な面があります。それらを記録しておくことで、次の教材の時、その子に応じた教材の与え方の参考になったり、「めんたるぷれい」以外の保育の進め方にも役立てられるので、うまく活用し、各自の得意な所はもっと伸びるように、苦手なことは、少しでも楽しめるように、援助できると良いと思います。

子ども達は、「これならどうだろう?」「もっといい考えはないかなぁ?」と考えて何かを導き出すことの楽しさを感じることができ、将来子ども達が成長していくなかで、ぶつかる困難なことにも、様々な方法で乗り越えていってくれることと期待しています。

岐阜県幼稚園 主任